確定申告は毎年やっていたけど、FXと米国高配当株はじめたので新しい要素が増えました。
外国税額控除は、特定口座でも申告すれば還付されるので是非やるべきですね。
1年1回で、毎年「なんだっけ」とあれこれ昨年のものを調べ始めないよう、まとめました。
はじめに
PCで国税庁の「確定申告書作成コーナー」で申告書を作成することを前提にまとめます。
毎年やっている人は「保存データを利用して作成」ボタンを押下。
それ以外は「作成開始」ボタン押下です。
毎年やっていると入力減るのでよいですよ。
e-Taxでの納付は税務署いかなくてよくて楽です。まだやったことない方は下の記事にまとめてますので、参考にしていただければ幸いです。
総合課税の所得の入力
給与所得
まずは総合課税の部分です。
株式配当を総合課税とする場合はここに入力します。僕は分離課税で申告するのでここでは入力しません。
給与所得を入力します。
ボタン押下。
給与所得の入力画面です。
ここは源泉徴収票との関連づけがしっかり説明されているので、画面に従って転記すればOKです。
サクサクいきましょう。
分離課税の所得の入力
株式の譲渡益・配当
まずは株式の譲渡益と配当です。
「株式等の譲渡所得等」をクリック。
配当所得を分離課税とする場合もここで入力できます。
はじめに配当の課税方法です。総合課税か分離課税かを選択します。
ここでは分離課税を選択しています。
つぎに、特定口座で取引している場合、金融機関が作成した「特定口座年間取引報告書」の内容を入力します。
ここでは特定口座以外の場合の話はしません。やったことないので。
「「特定口座年間取引報告書」の内容を訂正・削除」ボタンを押下。
金融機関ごとに1件づつ入力していきます。
最近はxmlデータを提供してくれる場合も増えてきたので、その場合は読み込みだけでOKです。
入力項目は「特定口座取引報告書」とほぼ同じなのでサクサク行きましょう。
(つづき)画面の下の方です。
「特定口座取引報告書」とほぼ同じですね。
配当を分離課税とする場合は、ここで入力します。
すべての金融機関を入力したら、こんな感じです。
当年に損益通算後に損失が出る場合は、ここまでの入力で自動的に「確定申告書付表(株式等に係る譲渡損失の損益通算及び繰越控除用)」が作成されるので、最後に確認してください。
「入力終了(次へ)」押下。
ちなみに不幸にして前年に損失を繰り越している方(損益通算する方)は、鎮魂のためここで入力が必要となります。
ここでは省略します。
株式の譲渡益・配当についての入力は以上です。
FXの実現損益・スワップ
さて、次はFX。
「先物取引に係る雑所得等」をクリック。
入力画面です。
呪文のように以下を入力します。
- 所得区分「雑所得用」
- 種類「外国為替取引」
- 決済の方法「仕切」
同一金融機関で複数取引あると思うので、決済年月日と数量は未入力でよいはずです。
(つづき)
「差金等決済に係る利益又は損失の額」の部分に、売買損益の年間合計金額を記載します。
スワップ損益はマイナスの場合もあるので「差金等決済に係る利益又は損失の額」の部分に、売買損益と合算して記載します。
(つづき)
1金融機関の入力はこれでOKです。
前年度、繰り越した損失がある場合、入力します。
FXの損益の入力は以上です。
所得の入力が完了したら、「入力終了(次へ)」を押下し、所得控除の入力に移ります。
所得控除の入力
ふるさと納税などの入力を行いますが、ここでは省略します。
所得控除の入力が完了したら、「入力終了(次へ)」を押下し、税額控除の入力に移ります。
税額控除の入力
外国税額控除
米国株等で、2重に課税されている場合、税額が控除されます。
確定申告しないと控除されないため、是非、申告しましょう。
外国税額控除等をクリック。
国名、所得の種類、税種目、計算期間を入力します。
調整国外所得には、入力したすべての相手国での課税標準の合算値を入力します。
ちょっと見ずらいですが、「①相手国での課税標準」と「②左に係る外国所得税額」は、特定口座取引報告書の次の箇所から転記します。
「⑤国外株式又は国外投資信託等」の行の
配当等の額→「①相手国での課税標準」
外国所得税の額→「②左に係る外国所得税額」
税制控除の入力が完了したら、「入力終了(次へ)」を押下。
納付・還付金額の確認
以上の入力で、納付、または還付される金額が確定します。
表示された確定申告書にただしく金額が反映されているか確認しましょう。
まとめ
1年1回なので、毎回忘れてしまいます。
備忘のためにまとめましたが、参考になれば幸いです。
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