株式投資は、集団心理です。
テクニカルチャートもそうですが、大切なのは「それが正しいか」ではなく、それを正しいと思う投資家が一定数存在することを意識することです。
嘘でも構わないのです。
その最たるものが、アノマリーです。
アノマリーとは理論的根拠はありませんが、なぜかよく当たる経験則のことです。
本記事では、投資を行う上で、比較的よく使うアノマリーをまとめます。
シーズナリー
相場には季節により特異的な動きがあります。
以下はEquity ClockがまとめているS&P500と日経225のシーズナリーチャートです。
例えば、9月であれば、S&P500も日経255もともに、月中まで上昇し、月末にかけて下落する傾向があります。
2022年9月もそのような相場になりました。
シーズナルは毎月チェックしたほうがよいですね。
アストロロジー
地球から観測する天体の動き・形態によって相場への影響を予測するのが、金融アストロロジーと呼ばれる世界です。
やや怪しい響きですが、意外とバカにできません。
アストロロジーといえば、レイモンド・メリマン氏が有名ですが、そこまで本式でなくとも、把握しておいたほうがよいものがあります。
ここでは「月」と「水星」についてまとめます。
月
人類は、永く月の満ち欠けにもとづく太陰暦を使ってきました。
そのため、月のサイクルを意識している投資家も多くいることが予想されます。
満月・新月では、トレンドが転換することが多く、留意が必要です。
相場に乗るタイミングでは、満月・新月は少々アブナイです。
いつも後になって注意しておけばよかったと思うこともあります。
水星
地球から見た水星が逆行する期間があります。
この期間は、占星術ではコミュニケーションに混乱が発生しやすいものとされています。
占星術の真偽はともかく、それを意識している投資家がいる可能性がある事実が重要です。
この期間はボラティリティ(相場の値動き)が大きくなり、トレンドが乱れる傾向があるので、注意が必要です。
馬鹿にされるかもしれませんが、僕は水星逆行期間はどんなにテクニカル的に魅力的でも
短期取引は絶対やりません。
その他
その他、アノマリーは無数にありますし、新しいものも次々生まれたりしています。
ここでは、最後に、相場予想で語られることの多いアノマリーを紹介します。
特定日に関連するもの
セルインメイは、シーズナル的にも重要だね。
特定年に関連するもの
僕は大統領選は意識しますね。
景気浮揚のため、住宅や自動車など経済波及効果の高い部分に、国を挙げて集中投資するので。
まとめ
株式投資においては、論理的な思考が必ずしも成功するとは限りません。
アノマリーに従って投資することは危険で、絶対にやめるべきですが、
アノマリーを把握しながら、最悪な状況を想定しながら投資を行うことがベストな投資方法です。
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